錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

角田レビュー。単純だけど、カンタンに評価なんかされない上演。

単純だけどカンタンじゃない上演、、、
ということで、ネタばらししてもいいかな、と思ってたけれど、いつも見てくれている角田さんが一行レビューでコメントしてくれているので、許可をとって転載。


自らバラスよりもいいかな、と。
いつもながら、さすがの目線だし。
それも、星なしの「感想」、「初見で論じるのは難しいですよこれは」ってのもなんかいい。


不遜ながら、今回は「単純だけど、カンタンに評価なんかされない」上演を企図している。
イデア勝負なんかじゃぜんぜんない。ネタもアイデアもコンテキストも意味も、それらは手段。俳優たちが屹立して立ち現れるための。


もちろん、俳優が(どんな名優でも)屹立して立ち現れるなんてことはない・無理、という前提で。
だから、いろいろ「趣向」をこらし、なけなしの知恵を出し、なけなしの身体をたずさえ、稽古してきたんすよ。そのうえで、どれもこれもみんな、上演の場で俳優たちが己を投げ出せるか否かにかかってる。嗚呼、本番が楽しみ。


では、以下、角田レビュー。感謝。


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02/20-02/21,,02/27-02/28 『ちょっとまんちゅりあ、ごはんですよ』(錦鯉タッタ)@新小岩新小岩zaza」。
−感想− 02/22 満州国の最後の皇帝「溥儀」と、東洋のマタハリ川島芳子」が、死後、ベケット的な煉獄空間で、お喋りしながら、生前は決してすることがなかっただろう、調理を続けている。謎の招待客に食べさせるパーティーの軽食を10品以上。だが招待者はこない。調理を続けながら、彼らが生前のこした手記や述懐が再び語られる。時間を遡ったり下ったり。初見で論じるのは難しいですよこれは。 (角田 since 2003)