錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

「寝」は続く、鈴木清順ドラマ、芝居みる、中華食す、日常に復活。

さて、日曜。
きのうの夜の段階では、昼間に(風呂にも入れるし)ひさびさに少し走り、それから横浜に行くか、と思ってたのに、起きたら午後4時。
あちゃー。


夢を見てたからかなー。
さて、こんな夢。


どんな流れからかは忘れたけど、外でフトンを敷いて寝てる。と、黒いツグミみたいな鳥が頭の上のほうから飛んでくる。怪我をしているらしくフラフラ。フトンの上に着地、というか墜落する。
なぜかその鳥に恐怖を覚えてる。たぶん、その前の展開に関連してるんだけど、覚えてない。ただ、恐怖だけは明確にある。
で、鳥をフトンから叩き落とす、フトンをバタバタとはたくことによって。鳥はフトンのすぐ脇に落ちる。動かない。ただ目だけがこっちを見てる、気がする。でも、瞳がないんだから、それはこちらの思い込みかも。
で、さらにフトンで鳥を跳ね飛ばす。今度は強く、殺意を込めて。
なんたって怖いんだから。
鳥は羽を散らしながら吹き飛ぶ。思ったよりは遠くにいかない。ただ、黒一色だと思っていた鳥の羽は黒の下はきれいなカナリア色。より正確にいうならば、薄い黒1枚の下はすべてカナリア色。そして、薄い黒の下に隠れていたカナリア色の羽の量は膨大で、そんなものがあのちいさな身体に含まれていたとはとても信じられないくらい。
そんな動かない鳥のただただ黒い目が、ただただ見つめているように思う。
生きてるか死んでるかはわからない。


土曜日に夢うつつで鈴木清順のマイナー短編を見たからかも、、、。


さて、鈴木清順のマイナー短編。


飯田さんみたいな雰囲気の作家が昔、生徒だった30代なかばの女性(渡辺美佐子)に口述筆記させている。作家は病気で、身体はほぼ動かない。
途中から見た1時間ドラマだったんだけど、見始めたときは、作家が口述筆記させている小説が映像化されている場面。
小説の設定は昔。さびれた村。性に興味を持つ男が主人公。男は村の女に「バカで顔が黒いから」と相手にされない。で、顔に白粉を塗りたくる。でもやっぱり、相手にされない。
やがて、男はやはり村で相手にされていない後家と交情することになる。7日7晩。すると女は子をはらむ。で、村人が集まってくる。村の長らしき男も来る。彼はその事態にいったん感化され、歓喜し、続いて、それを畏怖して、村人に「男を殺せ」と命じる。村人がワッショイワッショイ叫びながら山道を走り回るシーンはなんか寺山みたい。
おそらく、この映像は60年前半。たぶん安保反対の国会デモも意識されている。
村人に追われた男は死ぬ。
小説(ドラマのなかでは映像)がここで終わると、作家の部屋。うんざりした渡辺美佐子がいる。そんな彼女に性的なちょっかいを出す作家。むろん、身体は動かないから言葉でのちょっかい。かつて作家は生徒だった彼女に手を出していたらしい。でもそれも10数年前の話。いまじゃ「不能」。かつて、彼女は若者と結婚し、若者はすぐに戦死した。いま、彼女も男を欲している。でも、それは身体がふにゃふにゃな作家ではない。
、、、みたいな展開。で、彼女は作家の家をあとにする。雨降る闇夜で、踏切のちいさな明かりのなか、彼女は誰かに抱きすくめられる。それに応える彼女。そんな彼女のもとに作家のお手伝いが走り寄って、作家の死を告げる。
彼女と戦死した夫の写真が最後に写り、それは小説(映像)のなかの村の長。で、丸メガネ。ヒロヒトみたいな。
監修は円谷。


むー。
ついつい見ちゃったんだけど、、、。
でも、これで1時間弱、たぶん45分ほど。


4時に起きて、あわてて、5時半からはじまる芝居に急ぐ。
ギリギリなんとか、まにあう。
、、、たぶん俺と同じくらいの人が書いたであろう芝居。
80年代に流行った小劇場の典型みたいな芝居。
よって、最近あんまり見ないよなー、という感じの芝居。
、、、俺ぐらいの年代ってホントあまったれ多いよなー、と自分ごととして思う。
かまってほしいのかなー(甘えさせてほしいのかなー)と、つい勘ぐってしまう。
人ごとでないなー。


雨のなか、上海中華を食す。
雨、けっこう降ってた。
ジグザグしながら、けっこう話した。
話すと自分のなかで固まっていくこと、というものもある。
書くと自分のなかで固まっていくこと、というものもある。
(これはそのためにある日記。)


帰って、まだ眠いことに驚きつつ、うとうと。
そして、夜中に起きると覚醒?してる。
そんなこんなで、仕事をひとつ片付け、この日記もまとめ書き、、、。
(日常に復活、、、?)