錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

2トンの「石」を運び込み、「壁」として積み上げる。

「石」が搬入される日。


朝の8時にアトリエ=稽古場=今回の劇場に届くはず。
それを受け取り、2階にあげる日だ。


この日までになんとかテキスト=とりあえず台本をあげようと、明け方まで苦闘、、、。
結果、10分ほど遅刻する。
こういうとき(作業のとき)の遅刻ってデカイんだよなー、信頼の問題が、、、。


協力者であり、助っ人のHさんの多大なる力により、無事、上にあげる。
2トンの大谷石
結局、テキストは出せる状態になく、午後は自主稽古ベースのシーンのための自主稽古をしてもらうことにする。


10時に近くのホームセンターに行き、シートなどなどを購入し、石の土台を組むのと、とりあえずの石積みをひとりでやることにする。役者たちは稽古の準備。


いろいろなことを考え、いろいろなことの様子を見ながら、積む。
地味にやり続けると、それほどは時間はかからない。
ただ、この日は9月にしてはすごく暑い日、汗がとめどなく噴き出た。


積み上がった。見ると、なかなかのもの。
ふむ、やはり正しかった、、、。
芝居はここから、やっとはじめることができる、、、。


午後からは、積み終えた石をいったん崩して、自主稽古。
これからは、いままでの「なんとなく」の自主稽古ではない、、、ということを強調する。
これからやるのは、実際に上演されるものをつくりあげるから。


いろんな意味で(稽古にひと言はさんだり、積み上がった石壁を見たり)芝居の全体が見えてきた気がする。頭のなかと実際のブツは相互関係・相関関係にある。
どっちが幅を利かせてもダメ。相互が反応していかないと、、、。これ、いわゆる弁証法だ。


大枠の稽古日程も頭に浮かぶ。
なにはともあれ、テキスト=とりあえずの台本を出さないと、、、。
そっからやっと「はじまる」んだから、、、。