錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

劇団「解体社」の「連鎖系」シリーズ「『要塞』にて」。

劇団「解体社」の「Reflection・連鎖系」シリーズの「『要塞』にて」を見る。
1・2・3月連続上演の3回目。
なぜか?招待が来て、ただで入り、酒を持っていった。(こういうのは悪くない。)
演出の清水さんが青い顔をしてた。
つい先日、われわれも11月と2月で、モチーフは共通してるけど、まったくちがう芝居を2本つくったので、そういう「突っ込み」のつらさは理解できるところがある。でも、それにはよき事態もある。(たぶん、それはやっている者がいちばん実感する類のものだ、、、。)


なかなかよい。
盛りだくさん。
けっこう解体社は見てるんだけど、最近のなかではもっとも印象がいい。
もっと長く書きたいんだけど、いまはよす。明日もあるし。明日が楽日だ。
ストイックでありながら、ストイックに落ちてないところがいい、、、という、いい加減な印象だけ書いておこう。


終演後、少しだけ酒を飲む。
けっこう有意義でたのしい時間。
ところで、こういう時間は「集団性」が表れる。
やはり「品がいい」。少なくともわれわれよりも、、、。
ははは。
解体社も、もっと時間が経つと(真夜中になると)そうでもなくなるような気もするんだけどね。


桐野夏生「グロテスク」読了。
桐野の本はいつも「よくできている、だけど後味・とくにラストのほうが嫌だ」という印象を持つ。「柔らかな・・」(だったかな?)は別なんだけど。「OUT」もそう。たぶん、俺からすると「落としすぎる」んだと思う。などといいながら、流れで「玉蘭」を読み出そうとしている。(なんだ、いい読者じゃねーか、、、。)


親はなくとも子は育つというのを実感する。