数少ない錦鯉タッタへの「他者の評価」からの引用。
「シアターアーツ」届く。
タイトルだけザッとながめる。
われわれについてはなにもない。
ま、もちろん、なにもないのはわれわれだけではないんだけど。
でも、なぜ?
この問いは「売れない奴」のひがみにすぎないのか?
演劇の根拠(なんの、誰のためにあるの?)って、ホントよくわからない。
「自己評価」をするために、このブログを立ち上げたようなものなのだけれど、腰が重い。
なので、数少なくコメントされたものを以下に引用させていただく。
売れてもいないのに17回も上演するのはアホとしかいえないが、知人でもないのに3度も見た方の酔狂度もなかなかのもの。
ともあれ、感謝感謝。
では以下が引用。
まず1度め。
09/02-09/30『NIP ON YEN』(錦鯉タッタ)@新小岩劇場(ボクのアトリエ)
−感想− 09/06 期間中金土日月に上演。古い作業場の二階全部を劇場と宿舎?に使用。台風近い雨の晩でお客は私一人きり。受付女子と一緒に、男女五人の芝居を見る。童話や有名戯曲の引用多い。難破船・疫病の生き残り、或は幽霊たちの物語…踏み込み無く、複雑な表面を撫で回しているだけに見える。堂々巡り状態。80分。
そして、2度め。
09/02-09/30『NIP ON YEN』Bプロ #15(錦鯉タッタ)@新小岩劇場(ボクのアトリエ)
★★★★ 09/26 Bプロ(4人版)の最終上演。上旬に見たのは女性が一人多いAプロで、若干違うのだが、冒頭から猛然ダッシュで、喝が入った様にみちがえている。客が少ない時とこんなに違うのかと恨めしい。テーマが分かり易い様工夫。難破した世界(日本)という方舟の中での救世主探し。メイド服あるいは女学生ルックの偽メシアが権力誇示する場面がバランス崩れるほど迫力。自動化したグロテスクな人間描写が良い。26日,30日二回残すのみ。
そして、3度め。
09/02-09/30『NIP_ON_YEN』#17_Aプロ(錦鯉タッタ)@新小岩劇場(ボクのアトリエ)
★★★ 10/03 全公演の最終日。5人版見返す。いろいろ意見はある様だが、私はBプロが好み。一人多いだけで間の持て余し方や、疎外・孤立感の見え方が違う。ハイナーミュラー祭りをキッカケに生まれたグループだが、フランス系哲学の影響が大きいみたい。少女=王子(ヨウカン・オブ・ジョイトイ:藤島しのぶ)の変貌、他、二重底三重底の劇作か。
役者の名前をまちがえているところは愛嬌。
さて、「自己評価」を開始せねば。
そして、「次」をにらまなければ。
「ダーク」読みはじめる。
(読みはじめるとシリーズもので少しがっかり。)