錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

スイッチ、演出の仕事としての稽古場づくり、役者モードと無口。

朝から稽古。
起きると、まだ昨夜の酒が残ってる。
熱燗ばかりで、あんまし食わなかったからか、、、。
お泊まりの彼は朝そうそうに出ていく。
俺も続いて、平和島に向かわないと、、、なんだけど、頭ボーッ。
ストーブの前で横になると、ついうとうと、、、。


結局、30分遅れで到着。
電車のなかでもまだ二日酔いモード。
語り部」として参加する女性が本日登場するらしい。彼女が来たら、彼女との「あわせ」がメインの時間。その前になんとか一度通す、通さねば、、、。
しかし、午前からの通しは、、、。
などと泣き言をいうわけにもいかず、スイッチを切り替えて、実行。
「スイッチ」は作動できるモードに入っているんだけど、やってみると、やはり「ゆるい」部分が出てくる。これ、やはりコンディションの問題?
それなりにアップしておかなかったから、、、?
とはいえ、覚えがあやしかったセリフ、どんなふうにやるか「あいまい」だった部分は埋める。
通し後、役者経験が少ない人へのダメだしっぽいことをする時間になる。
、、、いつも思うんだけど、こういうのってすごく大切なんだけど、すごくムツカシイ。
いつ(どのタイミングで)どのように(誰と誰がいるところで、どんなスタイルで)やるかも問題。
そんな時間を過ごすことの有意義さと、「教える」モードで場が形成されることのあやうさ。
「演出」って、むつかしーなー。
演出のセンスはそんなところにこそ出る。
どんなふうな芝居構成をやるか、は、もちろん演出の大きな仕事で、センスの見せどころなんだけど、稽古場形成にこそ資質とスタイルと、そしてセンスも強く出る。


チャンポンを昼に食って、ようやく人心地つく。
そうすると眠くなる、、、なんて自堕落な、、、。
稽古場に戻ると、語り部役の彼女が到着している。
あいさつ、打ち合わせ、流しの通しで、あわせつつ、全体の雰囲気なんかを見てもらう。
終了後、さらにチェック。
衣装なんかも俺以外の人は用意してきていて(言うまでもなく)それも盛り上げに一役かったみたい。
個人的には午前に不満だったところをチェック。
、、、やっと、埋まってくる、、、。


抜き稽古をしようとするが、時間も集中力も切れてきて、道具の段取りチェックだけして終了。
のち場所変えして、音響のチェックと音響台本づくり。
さらにのち、少しだけ酒を飲み、帰る。
眠、、、。


飲みの場では、いささか突っ込んだ話とか、(代役で入った俺は)知らなかった話も聞けて、やや場は紛糾するも、いい感じ。
こんな話をしたり、聞いたりしていると、自分の思考回路を改めて認識し直すことにもつながる。
けっこう便利。
あと、役者モードに入ると(ま、いつもよりは)無口になる。
それもいい。