錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

「前衛演劇会議」と一見無駄な時間、深夜漫喫、台湾映画には行けず。

さて、昨夜の話になるけれど、(俺が仮称しているところの)「前衛演劇会議」が御茶ノ水のスペース・カンバスであった。


これは、時代も演劇も閉塞状況にある、との共通意識のもとに(助成金制度のことなんかもあるらしい)、少しずつでもムーブメントというか、動きを模索しよう、と1年前くらいから有志のメンバーではじまったもの。
その主用メンバーが、いわゆる前衛的スタイルをとる方々が多かったため、俺はこの集まりをそう仮称している。われわれ(錦鯉タッタ)自体は、いわゆる前衛的方法をとらない。ただ、数年前に「前衛的なるものと民衆芸術について」みたいな文章を何回か書いている身として、人ごととは思えない。
助成金などもらったこともないし(申請したこともない)、「演劇(業界)の外」みたいなところでずっと(ま、20年だから、ずっとと言ってもいいだろう)やってきたものだから、問題意識というか、危機意識はずいぶんとちがうのだけれど、それでも共通するところはある。


ちなみに、最近、錦鯉のものとして、こんなメモを書いた。


演劇は何かが変わる場である、という盲信をベースとする。かつ、手間と時間(コスト)がかかる演劇という特殊な形態をなぜわざわざ選択するのか、を問う。それは「俳優が輝いている瞬間」を見るため、と考える。
ならば「俳優が輝いている瞬間」とは何か。何か(たとえば物語)を表象するための手段としてではないだろう。「俳優そのもの(の関係)」が問われるはず。ならば、「俳優そのもの(の関係)」とは何か。そこにはいろいろな切り口があるだろう。
錦鯉タッタは限定的で明瞭な設定と、そのなかでの圧倒的にフリーな俳優の爆発的な覚醒を期待する。


「演劇は何かが変わる場である」という盲信なしに演劇に関わることがありえない、ということにおいて、その会議に集まる人たちは(少なくとも)共通項を持つだろう。もちろん、そのスタイルや「向き」については異同があるとしても。(ま、ホントはその「異同」の部分をつっこむとおもしろいんだけど、、、。)


で、1時間くらい遅刻したわけだけど、集まった人はいつもよりもだいぶ多い。集まったメンツの固有名はここでは避けておくけれど。
俺は、といえば、3分の1くらいは参加してるくらい。口数も少ない。ただ、そもそもいる人数が少ないから、少しはしゃべるし、顔見知りにもなる。(そのあと少し飲んだりもするし。)


で、議論は「だいぶ進んだ」ように見える。何をもって「進んだ」というかは、実は非常にむつかしいところなんだけれども、それでも進んでいる。というより、こういう時間を熟成させることでしかできないことは多いんだと思う。
イベントは冊子刊行なんかはやろうと思えば(もちろんたいへんだけど)できる。ただ、それがいろんな意味で継続性があり、有意義なものとするためには「ただ集まって話す」ことはとても重要だ。


それは芝居の稽古でも同じ。上演することなんて、ある意味でかんたんにできる。でも、その深度は稽古の泥沼さ、とか、ダラダラさ、とか、とにかく一見上演にはつながっていないような稽古の量(時間と質)に関わってくる。


偶然、その場でストアハウスの方に会った。少しだけ話すと「前向きに検討中」とのこと。
うまくいくといいんだけど、、、。


同時に、いつもは芝居がはねたあとのザワザワ感のなかであいさつくらいしかしない人や芝居は見たことあるけど話したことはない人などの、かなりつっこんだ話を聞くこともできた。そういう場って実はあんまりない。それだけでも、かなり価値ある場だと思う。


長丁場にわたる会議を終え(遅刻した俺でさえくたびれたんだから、最初から参加してた人は、、、)、場所を居酒屋に移し、さらに(ビール飲みつつだけども)話す。つーか、この人ら、しぶといなー、という正直な印象。ま、芝居なんぞ(現場では)しぶとくなければできやしないんだけど。


ギリで終電に間に合うと、店を出ると、むむむ、これ、まずい?
日曜だから?
赤羽までなんとか行って、深夜バスに乗ろうとすると、むむむ、これもない?
あー、仕事たまってるから、と議論のさなかに店を出てきたのに、、、。


からしいけどタクシー乗るか、と思うが、むー、なんかそんな気にもなれず。
近くの漫喫に行く。ひさしぶり。
行けば、必ず「スラムダンク」を読んでしまう。(最近は新しいのに手も出さない。これ、老化?)
ま、ネットもするんだけど。
日曜の晩でもけっこういるもんだなーと思いつつ(ほとんど寝てるけど)ガッツで朝まで起きてる。
なんだ、始発は5時前か、、、。(つーことは、漫喫には3時間強しかいない?)
始発に乗ると5時には家に着いている。


んで、仕事。いやいや、、、。


つーことで、月曜はあまり実りのない1日だったような、、、。
国立で台湾の映画上映会があったはずなのだが、それにも行けず。
はー。
これ、かなり残念。