錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

手術。

親父の手術の日。

ひさびさに朝早く家を出る。つっても、人様からすればふつうの時間。
9時に病院に着いて、夕方までいる。
手術そのものは4時間くらいと言っていたので、2時か3時には終わると思っていたけど、なかなか終わらない。さすがに4時を過ぎたときは嫌な気分がした。大病院で、待合室にも人が入れ替わり立ち替わり。同室の方のほうが早く終わったり、その方は慣れているせいか「ま、だいじよぶよ」と軽く言ってくれたり。


5時前くらいになり、ようやく呼び出され、医師から説明を受ける。上気した顔をしていて、やはり体力勝負のおおごとをしたんだよな、と思う。(4時間以上、立ちっぱなしで極度な集中、というのはやはり想像しにくい。)「満足げ」な顔というか、ピカピカしている顔というか、そんな顔を医師がしているのを見て、ひと安心。
やりとげた!ってのがありありのニコニコ顔で(若い医者はメインでやったのがそんな多くなかったみたいだし)「切り取った胃」とか「胆臓」とかを「得意げ」に見せてくれる。見せてもらったものは、言われなければ「人間の肉」だとは思わないもの。焼肉屋で出されたら、平気な顔で食っちゃうだろうなー、と思う。(そんなにタダレていたりしていなかったこともある。)
「太っていたり」「いろんな合併症が予測されることもあり」やや時間がかかった、うんぬんかんぬん、、、と言いつつ、いろいろと肉を広げたりなんだりして見せてくれる。うー、新鮮そう、、、。さすがに、この日は帰って焼肉は食わなかったけど。


その後、集中治療室へ。
麻酔が効いているためか、朦朧としている。(後日たずねたところ、ほとんどこの日の記憶はないみたいだった。日付をまちがったいたりしていたし。すっぽり「時間が抜けてしまった」というふうに見えた。)
無意識のなかで、いろいろと看護士に注文をつけて、すーっと意識をなくして眠ってしまったらしい彼をおいて帰る。


、、、でもこれが病院関係者たちの日常なんだよね、と(知り合いに看護関係がいることを思い起こしつつ)思った。「体力勝負」な現場だー。(華奢な人いないし、、、。)