7月1日の話(そこにいればタバコなど1本も吸わなくて済む場所で)
午前9時ころ、電話が鳴った。
留守電を聞くと、妹から。
親父が救急車で病院に担ぎ込まれた、と。
頭が働かず、しばらく動かない、動けない。
また、電話がなる。
今度はメール。
病院に急ぐ。
見る。
「先生」の話を聞く。
駆けつけてきてくれた人に感謝する。
あいさつする。
待つ。
あいさつする。
「説明」する。
「説得(説教?)」される。
待つ。
見る。
感謝すべき人たちと別れる。
いったん帰宅する。
帰りの電車、駅でまずチューハイを買う。
飲む。
まずい。
家に着く。
サッカーをつける、けど、見てない。
つけるだけで、寝てる、感じ。
深夜2時、電話が鳴る。
タクシーを飛ばす。
車内のラジオではワールド杯の実況をしている。
病院の夜間受付の場所がわからず、周りを走る。
夜間受付でもラジオが鳴っている。やはりワールド杯。
耳にはまったく入ってこないけど、「俺ってやっぱサッカー好きじゃん」などと思う。
出してもらった椅子に座る。
また、見る。待っていた人とふたりで。
さきほどとはいろいろずいぶんちがっている。
ひたすら見る。
そして話す。
気付くと、眠い、、、。
気付くと、空は白んでる。
あー(だから?)今日の話はここまで、、、。