急変。永眠。合掌。バタバタ。それでも世界は動いている。
朝、何度がメールが来ている音がする。
立ち上がらない、というより、起きあがれない。
10時過ぎになってやっとチェックすると、引き続き「安定・やや良好気味」とのこと。
ひといき入れ、仕事を開始する。
こちらも遅々として進まないけれど、それでも無理矢理(少しだけだけど)進める。
そして、記録していない番号からの電話が鳴る。1150。
女の人の声で「どのくらいで来られますか」。
「すぐに行きます」以外の返答はない、だろう、俺でなくとも。
チャリと電車を飛ばして着いたのは1240.
すでにこと切れていた。
診断書では1217、実際はもう少し早かったらしい。
合掌。
ここからはバタバタと感謝のみ。
処置をされるあいだ待つ。
妹の旦那、親父の義理の姉と姪、、、がかけつけてくれるなか「それ用」の自動車に乗り、実家に戻る。
実家ではすでに数人がいろいろと準備をしてくれている。
寝かせる。
香を焚く。
いろんな方がかけつけてくれる。
打ち合わせ、というものをする。
電話をかける。
電話をかけるのを見、電話を受け取るのもを見る。
人が来て、あいさつする。
香を焚く。
話す。
あいさつする。
香を焚く。
メモをし、記入する。
感謝し、見送り、残る。
酒を飲み、遺体の横になり、ノートを読み、アルバムを見て、酒を飲み、足を彼に乗せそうになって、やはりやめ、香を焚く。
明け方、自宅に帰る。
こちらは酒でフラフラでいい気なもんだけど、こんな早いのに、電車は150パーセントくらいの乗車率。
世界は動いている、、、。
(ミサイル、サッカー、、、興味あるし、、、なんだけど、なにがどうなってるか、わからない。)
喪服はあれでだいじょぶだろか、と、ふと思うがタカをくくる。
(電車のなかで思ったこと。座りてーなー。)