錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

通夜の日。

追いついた、、、と思うと、再度離されるこの場。
ま、いいや。


本日は「通夜」。
よって明日は「告別式」。
両日には「本1冊書けそうなくらい」のことがあった。
なので、、、略。
冥福を祈りつつ、数点。


20年ほど前に葬儀屋で仕事をしていた身として、それなりに「(パターンを)覚えている」と思っていたのだけれど、けっこう忘れてる。同時に、進化してることに気付く。
通夜の日の午後に納棺したんだけど、遺体を素っ裸にしてその上にタオル1枚かけただけの状態で、遺族の目の前で身体を洗ってくれる。ボディソープ使って、ゴシゴシと。その一端を遺族にやらせている。爪にヤスリまでかけるってんだからなかなかのもの。もちろん、洗髪もする。彼は手術後のこともあり、極めて短髪だったからいいけど、ロングの女性だとちょっと心配なくらいだった。隅から隅まで洗ってて、けっこう衝撃。髭も剃ってたし。仕事で100件くらいの葬儀に立ち会ったけど、「湯かん」(字、忘れた)というそんな儀式ははじめてだった。


ビデオを流したのにも驚いた。数点の写真を準備してくれれば入口に飾る、と言われて、昨夜、必死で選んだものの、それをビデオに編集したのには驚いた。春夏秋冬の季節の風物の映像フォーマットがあって、それに入れ込んでいく、というものなんだけど、なかなかうまくつくる。それに「流すタイミング」も微妙だと思うんだけど、それもそれなりにクリア。結婚式では見たことあったけど、葬儀でははじめて。これ、告別式でも(そっちはナレーション入りで)使ってた。(終了後にはちDVDを暮れた、らしい。)
いつ頃からやってんだろう、、、。


その晩は葬儀場に泊まる。
喪服を脱いで、人様が帰るまでは一滴もひと口も飲まず食わずの腹に残った食物と酒を入れる。
9時前から飲み始めると、疲れているせいか(ま、昨夜もほとんど寝てないし)酔いがすぐにまわる。
10時過ぎに昔からの知り合いで最近仕事仲間でもある友人がかけつけてくれる。「ちょっとだけでも精進落としを」とすすめると、ありがたいことに「それなら」と応じてくれ、残ってくれていた妹の友人にとともに、ひたすら飲む。話題もめちゃくちゃ。おかまパーの話とか、いろいろ。
(へんぴな場所であったこともあり、彼は結局そのまま宿泊。朝は早々と引けたみたいだけど。ほかにも数人が通夜にはかけつけてくれ「感謝」とかいいようがない。みんな、故人とは面識もないのに。)


次の日に姪から聞いたけど、そうとう寝言(うわごと)言ってたみたい。ま、ずいぶん飲んでたし。寝たのも明け方だし。(みんな寝て、ひとりになっても飲んでた。)それが芝居の佳境になるとよく発するという「ヤメテー」だったことには笑った。もちろん、自分では気付いてないから、聞いた話、なんだけど。


つーことで、明日は告別式。
あ、そうそう、この日が七夕だったことにずいぶんあとになってから気付いた。
通夜のあと飲みながら、酒が足りなくなって近くのコンビニ買い出しに行ったとき、雨は降っていなかった、のは覚えてる。星が瞬いていたか、は覚えていない、、、。