錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

映画『Knowledge is the Beginning』バレンボイムとサイード

泊まっていた人らも帰り、雨も降ってきたなか、国立に映画にいく。
こんなフラフラなのに?


これも半分はつきあい
でも、それだけならばもちろん行かない。
演目が興味が湧いたから、行った。
で、「さようならCP」と同じく、というより、それ以上に、期待を裏切らなかった。
とてもよい映画だった、、、。

「音楽」というところに引かれた。見たら、指揮している男がよかった。
イード、本では知っていたけれど、動き、しゃべっているところをはじめて見た。
しゃべりっぷりがよかった。
内容も、だけれど、こんなところにばかり目がいく。
そして、それは正しい見方のように思う。
浦和でも上映したいなー、と思った映画でした。


上映作品:『知らなければ、何も始まらない』Knowledge is the Beginning(90分)
(「西東詩篇」のドキュメンタリー)
場所:場所:木乃久兵衛(キノキュッヘ)   

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パレスチナ出身の思想家エドワード・サイードイスラエルの音楽家ダニエル・バレンボイムは、10年あまりの友情の結晶として1999年にアラブ=イスラエル混成オーケストラのウエスト=イースタン・ディヴァンをつくりました。ゲーテの「西東詩篇」から名づけられ、音楽の共演を通じて両民族の相互認識と対話をはかり、将来の共生にむけた第一歩を踏み出そうというものです。毎年夏にイスラエルアラブ諸国から若い演奏家がスペインに集まってワークショップをし、その後ヨーロッパを中心に各地を演奏旅行をします。
このオーケストラの結成から、2005年に行なわれたラマラでのコンサートまでのドキュメンタリーが、Knowledge is the Beginning (『知らなければ、何も始まらない』)です。イスラエル占領下の西岸地区ラマラで開かれたコンサートでは、イスラエル演奏家たちが占領地に入るのはもちろん、アラブ人演奏家も出身国によってさまざまな制限が課されました。この演奏会を実現させるにあたってのさまざまな困難を通してイスラエルパレスチナ問題を浮き彫りにするという、非常によくできたドキュメンタリーです。
エスト=イースタン・ディヴァンの試みの背後にはどんな理念があるのか、西洋音楽を通じてアラブとイスラエルが協力するということでのアイロニー、またじっさいの取り組みがつくりだす問題点はなになのか、いろいろ話題には事欠かないと思います。[一部略](中野真紀子)