錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

「演劇のぺーじ」一行レビュー、角田さんのブログより。

角田さんのブログより
2007/02/10 (Sat) - 02/12 (Mon) 錦鯉タッタ『Pots2 〜 pile on the stones 2』 @「新小岩劇場」。
(18:05-19:59_¥2,000-)


こちらは間を置かずの全面改訂版上演。ピランデッロ風の所が削られ、古典の余白に、日常的な「落書き」や「メモ」が沢山カキコしてある感じ。細かい約束事にますますこだわらず、しかも簡潔に。音楽良く、絵作りが巧い。前作と全然似ていない。

生命感があってチャーミング。昨年の「解体社」や「OM-2」と比較して、題材としての「権力」や「観念」に押し潰されていない、今見るべき、ピチピチした、至極まともな演劇行為ではないかと。

藤島かずみさん迫力のソロ、紺野寿美礼さんの歌と身ごなしと顔、岩崎健太さんの存在感とほのぼのしたテーマ系、宮崎智さんの天然でクサイという珍しいスタイル。

只、全体的に毒気は減ってしまったような気がする。