錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

錦鯉タッタ合宿1日目。

劇団・錦鯉タッタ合宿1日目。


最近、読みをしている「死の棘」の部分を抜いたものを、無理やり構成して、無理やり覚えてもらい、無理やり音楽をつけて、さらに自主稽古も最後に(流れのなかで)やってもらうことにする。(そうだった、思い出した。水曜日くらいに「覚えてくれ」と要求したのだった。)
役者2人、照明・音響のオペ1人、見るのが1人。
構成の大枠を決めて、役者がセリフを覚え、オペと打ち合わせをしているあいだに「舞台らしきもの」をでっちあげる。高低い道がたくさん折り重なっている感じ。その道全体が「島」をかたちづくるような感じ。


かなり長い量のセリフだから「つらいか」と思ったけど、知らん顔してる。
すると、けっこう覚えてるから驚き。昔(もう15年くらい前かなー)1時間半の3人芝居を代役で出ることになり、4日で覚えて天才呼ばわり(自分でもそう思ったしなあ)されたことがあったけど、それははるか昔の話。現実に目の前で覚えていく役者を見ると「アンピリーバボー」でしかない。


それでも(役者たちによる)「無理だ」の声のなか、「とにかくやってみよ、いい加減でいいから」と強行する。いい加減になど、一度舞台に立ったらできないことを知りつつ。
ところが、、、。
すばらしいもんですなー。
無駄とばかり思えていたそれまでの稽古はやはり生きていると感動、、、。
30分ほどのあいだ、かなり緊密な時間が流れました。もちろん、うまくいかない部分てんこ盛りだけど、そんなの当たり前だし、そんなのを上回る緊迫感。


そうとう疲れていたと思うけれど、「じゃ、もう一度。どのくらい時間を空ければいいかな」と慈悲ない発言をしらっとする。なんとえらいことに「んなら30分後」などと答えるから、これまた驚き、、、。


2回目が終わったころは、まともな公演をやったくらいのノリでした。無理もない、、、。
そのあと、ざらっと話す。明日もあるし、明日に向けて役に立つ話のみ。


さらに、合宿だから、夜通し、飲み、話す。ただ、去年みたいに朝までではなかったような。疲れていたのと、人数が少なかったせいだと思う。2回目にはHさんが来て、話にも加わってくれた。3人を残して、2人は帰ったのが2時くらいだったろうか。
この時の気候は覚えてない。ただ、寒くはなかった。8月の悲惨なころのようにはめちゃ暑でもなかった。