錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

桐野夏生「夜また夜の深い夜」

たぶん2度目。途中から気づく。展開もラストも忘れてる。オースターの「最後の物たちの国で」にテイストが似てる。たぶん以前もそう感じたように思う。ディスりではない。逆にけっこう大切なこと。そもそもこちらの誤読かも。

どういうテイストかというと、御都合主義的で行き当たりばったり的なところ。悲惨なことは(あまり)起こらない。オースターでいうと(あまりにも大雑把だけれど)「ブルックリンフォーリーズ」にもその雰囲気がある。こちらはホノボノ系統だが。テイスト・リズムは小説にとっても(もちろん他でも)大事なことだ。