藤井青という演出家がいた。
藤井青という演出家がいた。
多摩小劇場・ワークス叛通信・女の首社、などで演出を担当。数年前に逝去。浦和や高円寺の喫茶店マチェックの店主でもあった。演劇史にはそれほど痕跡がない。70年代後半に多摩小劇場の上演として「ぴあテン」(雑誌ぴあの読者による年間ナンバーワン投票)の10位以内に入ったことくらいだろうか(確か演目は「ロンリー・キラー」??)。これは当時では、かなりの脚光だったはず。
彼の追悼上映会をやろうと思う。
私が藤井と関わったのは80年代後半から。ワークス叛通信(後に「叛通信」)には実演に多数関わった。それらの作業の中で演劇への思考を新たにしたことを思い出す。当時かなり「前衛的」だった藤井の方法を、改めて検証したい。(現在と繋がってると確信している。)そして、現在の演劇そのものを(あり方・テクニカル要素を含め)問い直したい、自分ごととして。現在の演劇・芸術シーンに少なからずの寄与があると考えて。
いうまでもなく、私が知っている藤井青は部分に過ぎない。連絡先など知っている方には個人的に連絡したいと考えているが、連絡をとりたいと思ってもできないばかりか、連絡すべき人そのものを知らない場合も多々あると思う。
そこで、、この情報の拡散、知るべき情報の提供を、ぜひお願いしたい。
いま現在の構想は以下。
・10月26日(土)27日(日)、あるいは27日のみ、
都内、なるたけアクセスのよい場所で。
上映会後には懇親会。
・藤井青演出上演の上映を2本ほど。
(「カミロよ」「ブルーストッキング」双方50分以下と記憶する。)
・藤井青を知る人をパネラーとするトーク。
(回顧というより、なるたけ現在に繋がる演劇的トークになればと。ただ彼の方法そのものがかなり特異・異質なので、実演者の記憶は歓迎したい。)
・トークの際に、短めにその他の上演映像も紹介できたらと。および、時間との関係によるが、、参考上演(20分程度)も可能ならやるつもり。
加えて、、おそらく今回は手に余ると推測するが、藤井青の演劇的年譜(上演記録)的なものがこの流れの中で浮かび上がれれば、と。マチェックという店がらみも多々あると思うが、今回は演劇要素をベースとしたい。
現在、数人の方に相談しているのみ。ご家族には話してある。、、、拡散=シェア・情報提供・提案、大歓迎。個人的要素を含むため、メッセージなどで連絡いただけるのもありがたい。
ぶっきらぼう、かつ不完全な投稿になっていますが、、、よろしくお願いいたします。
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藤井青上演作品・追悼上映会実行委員会(仮)
山田 零(劇団「錦鯉タッタ」)