錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

遅ればせながら「『死の棘』から遠く離れて、、」角田さんのレビュー

11/03-04,,11/09-11/11「『死の棘』から遠く離れて 〜 それでもまだ蚊帳を吊っている」(錦鯉タッタ)@「新小岩劇場」。
★★★★ 11/05 新小岩島尾敏雄、ミホ夫妻に所縁の地なのだ。ポップな仕上がりの『死の棘』。背景や現代からの視点など目配りの利いたテキスト。稚気の効いた装置。それが役者陣のピチピチしたベクトルとあんまり噛み合っていないと感じるが、中途半端なものを見たという印象は無い。次々と二人の対峙が繰出される2時間。カタルシスは無いが清々しい後味。 (角田@仙台)


11/3-4,,11/9-11『「死の棘」から遠く離れて、それでもまだ、蚊帳を吊っている』(錦鯉タッタ)@「新小岩劇場」。
★★★★ 11/12 最終版。銀河から地獄まで、ではないが、夢の形象から戦争状態の社会に生きる人間の意識。理性も左右する根源としての性まで。『死の棘』を源にした、在野の知=アート(?)の洞察の成果、笑って見る現代の最深の世界観とでも言うか。細かい部分改定されて、前半のフォーカスばっちり。ハーちゃんが見事にハマったのには驚き。 (角田@仙台)