錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

石積み。劇場全体の相談。インスタレーション会議。

昼から稽古。
郵送物を受け取るために、昼過ぎに出る。


個人稽古を2時過ぎから1時間半ほど。彼女は1時過ぎから稽古している。
到着すると、電気がつかない、という話。
「これ、とめられた?」
辺りを探すと、通知がある。はー。東京電力に電話する。
夜にはインスタレーションを担当してくれる美術家が来るので、電気がつかないと困るのだ。
銭を払えば、つけてくれるという話。でも払い込み表もない。取りに来る、というので待つ。
来ると、今度はメーターがいかれてるという。変えていいか、というので「うん」という。それ以外なんといえばいいのか。(作業員さん、雨のなか御苦労さん。)


そんななか、稽古。バタバタやら、全体の流れ説明やら、、、で、今日しあげようと思っていた部分は完成できず。むー、残念。ま、「練られる」ことを期待しよう。


雨のなか、夜の稽古まで時間があまる。
「石の積み方」について考え始め、使うかどうか迷っている音楽を聞き始めると、思いのほか、時間はすぐに経ってしまう。気付くと、誰かが来ている。近所に住んでいるスタッフのひとりの女性。うん、もう5時過ぎ?
どんなことをすれば?と聞かれ、いろいろと話しているうちに、いろいろ展開して、問題として棚上げされていたことなんかも片付いたりして、けっこう有意義な時間となりました、、、。


外はすごい雨。おー、そういえば、今日は独火星の初日。テントだし、うー、悲惨だー。
ま、こんななかでやる、というと、それを楽しみに駆けつける奴もいるだろうから、客はやや少ないかもしれないけど、盛り上がってくれー。


で、いろいろ話してるうちに6時に。
そろそろ、別の役者が来るはず。今日は「石積み」デー。作業着を持ってきたし、肉体労働する覚悟もしてきた。
少し遅れた役者とほど同時に、美術家のTさんが到着。
そこから延々、夜の10時になるまでの「石積み」あんど劇場全体のドレスアップの検討会議となったのであった。
まず、平台で客席部分を明示して、場所の使い方と大枠の心づもりをTさんに説明する。
Tさんが場所を見たり、サイズをはかったりしているあいだに、俺とKは石積みについて協議。
それが済むと、まず、上演開始前の状態をつくってみる。つまり、少しばかり積んであった石をひたすら降ろす。いい加減な場所に積んでおいて石をらしく、いい場所に積み上げる。
上演開始前の状態ができる。俺も頭の中で描いてはいたけれど、実際にやったのははじめて。
ふうむ。と、しばらく(休憩を兼ねて)ただ見る。写真を撮る。
続いて、舞台開始、5分後、10分後、、、みたいに、石が定着する状態にしていく。つまり、積んでいく。積む順番も考慮しつつ。
途中、あーでもない、これはどうなるんだ、、、話をしながら、終演時の状態まで持っていく。つまり、積み続ける。
終演状態ができあがる。この状態は石を入れたときにつくってみたから俺はすでにはじめてでない。もちろん、Tさんははじめて。
また、しばらく。
いろいろ話す。相談する。
ふう、Kは稽古でもよく積んでいるし、今日もシラッとした顔しているけど、俺には重い。
積んだままの状態は危険なので、いいところまで降ろす。
積むときは、いろんな段取りもあるし、Kだけで積んだり、俺とKで積んだり、だったんだけど、降ろす段階になってTさんは「手伝う」と言ってくれる。「いいのにー」というが「ま、少しだけ」といってくれる。けっこう汚れてしまったんではないかな。すみませぬ。少なくとも、かなりほこりっぽくなったはず。俺とKはもちろん着替えてやっていたし。


かなりたいへん、充実した1日だったけど、石と劇場全体についてはかなり話が進んだ。
Tさんともひさびさでいろんな話もできたし。
Tさんの車で家の近所まで。そのころにはもう11時近い。あー、飯も食わせずに、失礼しました。
さて、帰ってやらねばならふ作業が満載しているはず、なんだけど、できるんだろか。
いや、やらねばなるまい。


テントにいるみなさんだって雨のなか、いろいろ奮闘しているにちがいないんだし。
しかし、寒いなー。