錦鯉タッタR(yamadarei)が演劇から考える

錦鯉タッタの山田零が、演劇から考えるブログ

花火と翌日の稽古。

稽古の日。
でも、その前に「花火」のことを書く。


Hさんが近所に住んでいる関係で、とってもいい位置で花火が見れる。だから、はるばる(法事の場所からだと、まさにはるばる)出かけた。なんとか直前にまにあうはずの電車に乗った、、、はずだったんだけど、都営新宿線はあまくなかった。「篠崎」で降りるはずなんだけど、その6つ前くらいから駅ごとに5分以上停止してしまう。それもかなりの詰め込み状態で。2つ前くらいからは駅の途中でも止まってしまう。マジの話、吐きそうになった。でも、降りたくても降りられない。もう帰ってしまおうと何度も思ったけれど、帰れない。ようやく篠崎に着くと、ホームは人でいっぱい、階段規制をしている。あー、だから、電車を進められなかったのね、、、。人・人・人のなか、のろのろと進む。電車を降りてから、改札を出るまで10分以上。改札を出てから地上にでるまでさらに5分。地上に出て、空気を吸ったときはホント生き返る思いだった。そんなにいい空気じゃないはずなのに。


さすがに地上では、人がたくさんいても進むことができる。道はたくさんあるから。
すでに暗くなりかけている。人の流れにまかせて急ぐ。暗くならないうちに着かないと、Hさんたちを見つけられない。しかし、、、ダメ。歩く途中で花火はあがりはじめ、同時に急速に辺りは暗くなっていく。土手にたどり着いたときにはすでに真っ暗。しかも、人・人・人、は累乗的に増えている。花火はバンバンあがっている。そんななか、教えてもらった番号を頼りに行くが、わからない。もう、その辺で座って見ちまおうか、と思うが、あの席のすばらしさは知っているので、ねばる。ねばる。ねばる。おー、やっと「6番」があった! だけど、、、わからない。6番、、、広い。辺りは真っ暗だから、花火の明かりだけが頼り。人さまは花火を見ている。こちらは花火に照らされている人さまの顔の中から知った顔を探して歩く。この時間もつらかった、、、。
、、、「Yさんっ!」声がかかる。おー、いたいた。
「めだつ変な服を着ていたからわかりましたよ」、あー、変な服を着ていてよかった、、、。


やっと座る。
座ると、天国。
ホント、さっきからの地獄とは真逆の天国。
こんないい場所で、こんな快適に、こんなすてきな花火を見られるなんて、、、。


すごく広い場所にはけっこう知人もいたけど、暗いし、よくわからない。さらに少し遅れて、遅れていたらしい一行もやってきた。無論、疲れた顔・顔・顔。(彼らも、座ってしばらくすると復活するんだけど。)


いやあ、規模といい、近さといい、いままで見たなかでは最高のものだったと思います。音楽もかなり効いていたし。それにしても花火って年々進化してるのね。
終わると、Hさんのシートに座っていた知らない人たちが彼に「ありがとうございます」と口々に言いつつ去っていく。「おー、ここ全部彼がゲットしていたエリアなのか」、、、。


さらに飲む。
あるだけ飲む。
終わってからやってきた女の子も飲んでいる。
暗いからよくわからないけど、飲む。


シートをはずして、と係の人に言われ、酒もなくなったので、片付けはじめる。
そんなこんなしてるうちに暗さも手伝って、多くの人とはぐれてしまう。(帰ったみたいなんだけど。)明日は稽古だし、延々と飲むノリでもないので、Hさんに御礼を言い、行きと同じく1人、駅に向かう。しかし、小岩あなどるべからず。
遠回りししました、、、。
駅に着くころにはすっかり酒も抜けている。(そもそも軽い酒だけだったし。)


しかし、寺から駅、駅から花火会場、また会場から駅、、、と本日はホントにたくさん歩きました。昼はめちゃめちゃな陽射しで、夜もムンムンだったというのに。
小岩駅で再度チューハイを買って飲んだけど、ぬるいジュースを飲んでるみたいだった。


ということで、本日の日曜は稽古。
先週の欄にも書いたけど、合宿の展開型をやったのは先週だったかこの日だったか。
3人だけ、という静かな時間のなかで、俺は舞台らしきものを再度でっちあげ、音楽と明かりの確認をして、1度だけやった。45分くらいになった。
しゃべっている時間もいいけれど、そうでない時間もいい。
各々が持ち込んだ「道具」が(とくに1人のものが)効いていた。


来週は稽古なし。お盆辺りに「合宿2」をやる予定でいる。
「海」に行くというプラン。しかし、まだこのころは「本当に行くのかよ」というモードだった。
稽古後の話で、誰に出てもらおう、という話をさらに詰めた。